設計依頼から建物が完成するまでの流れ(住宅編)
顔合わせを含め1~2回打合せをします。入居希望時期、敷地や予算、資金計画、家族構成、
建物のイメージなどについて話し合います。
新しい建物への希望や現在の建物の不満を3~4点程あげておくと打合せしやすいでしょう。
建ぺい率や容積率、周辺環境を調べ法規的チェックを行い、建てられる建物の大きさを把握します。
建て主の希望や敷地調査を踏まえたラフプランと大まかな工事費、設計監理費などを提示します。
相性が合わないなと思われたときはこの時点で断っていただければ設計監理料はかかりません。
第1回目支払い 設計監理料の約30%が必要です。
契約をしていない場合でも設計監理料はこのあたり(打ち合わせ4回目)からかかってきます。
建築物のイメージを具体化し、設計図を作成する業務に入ります。敷地の確認、法令のチェック、
地盤調査、工程表の作成、プランニング、図面作成をします。
第2回目支払い 基本計画終了後、設計監理料の約20%が必要です。
基本設計で家のイメージが固まったら、詳細な図面を仕上げる段階に入ります。外壁、お風呂やトイレなどの設備、
照明、仕上げの材料などを決めていきます。また、工事施工業者が見積もりをするために必要な設計図書を作成します。
第3回目支払い 実施図面完了後、設計監理料の約20%が必要です。
実施設計をもとに工務店2~3社を選んで見積りを依頼し、予算に一番近かった業者と話を進めていきます。
業者との交渉や調整に1ヶ月以上かかることもあります。
建築物の設計が建築基準法などの関係法令に当てはまっているか役所に確認する手続きです。
申請手数料は床面積によって変わってきます。
工事請負契約に立会います。工期、請負代金、支払方法、特約などチェックします。
地鎮祭のやり方は地域によって多少違いますが、神主さんへのお礼は3万円程度です。
やらない方もいらっしゃいます。
基礎工事、建て方(やらない方もいらっしゃいます)、外装工事、内装工事、外構工事
作成した設計図どおり施工されているか、工事が適正に行われているか、勘違いなどでミスが起こらないよう監理します。
工事完了後、役所の建設主事に完了検査申請書を提出し、検査を受けます。
確認申請の図面どおり施工されたかを確認するものです。
最終支払い 残りの設計監理料が必要です。